映画秘宝12月号 買いました。

映画評論家の町山智浩さんの記事“追悼ポール・ニューマン『暴力脱獄』”
を読みたくて、映画秘宝12月号を買いました。

映画秘宝 2008年 12月号 [雑誌]

映画秘宝 2008年 12月号 [雑誌]

新宿のルミネ5階で買ったんですが、この表紙やっぱりちょっと引くよな。
映画雑誌の棚にいて他の雑誌を立ち読みしている女性2人の横から、手を伸ばして映画秘宝をとったのですが、
“殺るか、殺られるか!! この暴力映画はスゲェ!!” ってデッカク出ていて、
外人のセクシーモデルが2人写っている表紙はどうなんだい? 
ホント勘弁してほしいよな(^0_0^)

「このオヤジ 変態! よくこんな雑誌買うよね!」って感じだよね。

いまだにレンタルDVDが手に入らなくて、長い間 見ていないから映画の内容のことは何もいえないんですが、
カミュの"シーシュポス(シジフォス)の神話

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

シーシュポスの神話 (新潮文庫)

"や"異邦人"等に触れながら、神なき世界のキリスト(救世主)ルークについての
町山さんの評論は読んでいて楽しかったです。

 どこまでもアナーキーな反抗的人間ルーク。 

そういえば SFマンガの

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

に出てくる"シロエ"なんかも、ルーク的ですよね。
ボロボロになってもあくまでマザーコンピューターに反抗する。
最近のアニメ版でのシロエに対するブログの感想を見ると、今ではシロエの反抗の意味が感じられなくなっているかも。当時はシロエ的態度は結構みんな共感できたものなんですが。

 ついでにもう一人

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

百億の昼と千億の夜 (秋田文庫)

の主人公 アシュラ王かな。

相手はミロク 56億7000万年後に 世界を救う(=滅ぼす) 救世主。神様より強い神様と
永遠の戦いをする。平衡へ向かうエントロピーと。
アシュラは 映画マトリックスのネオに 90年代に変容するのかな?

あしたのジョー』がその時代を象徴するこの頃60〜70年代のマンガの主人公たちの
メンタリティとどこかつながっていると思う。