シューマンの幻想曲op.17
シューマンのピアノ音楽[ムジカ叢書] (ムジカノーヴァ叢書 (16))という本の序文にロラン・バルトが「シューマンは、まさに孤独な親密性と恋情を秘めた魂を表現し、そっと「語りかける」音楽家である」と書いたように、シューマンの音楽はヘッドフォンで聴くのに適した音楽のような気がしますね。シューマンに関する著作物もロラン・バルトがフランス人であるように、(おそらくフランスの中では少数にもかかわらず)バルト、ボーフィス、マルセル・ブリオンのシューマンとロマン主義の時代のようにフランス人のものが読んでいて楽しい(単に翻訳があるだけかもしれませんが)。
上記の「シューマンのピアノ音楽」の中でボーフィスが「ロマン派音楽の大憲章」といった『幻想曲Op.17』のCDで
mp3に変換して常に持ち歩いているのは、
- アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),シューベルト,シューマン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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- アーティスト: リヒテル(スビャトスラフ),ベートーヴェン,シューマン
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/06/23
- メディア: CD
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1965年 カーネギー・ホール ザ・ヒストリック・コンサート(アニヴァーサリー・エディション)
- アーティスト: ホロヴィッツ(ウラディミール),バッハ,シューマン,スクリャービン,ショパン,ドビュッシー,モシュコウスキ
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
- 発売日: 2003/12/17
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ぐらいです。
リヒテルの演奏は圧倒的です。そのロマンティックでスケールの大きな演奏を聴いてしまうと、
なかなか他の演奏を聴いていも物足りなくなります。
同じソビエトにはソフロニツキの演奏などもありますが、もしかすると凄い演奏かもしれませんが録音に恵まれていません。
ポリーニの演奏(1973.studio)は、とても若々しい青春そのものの演奏です。影がない南国の演奏。聞きほれてしまいます。
でもポリーニには CD−Rのライブ盤があります。CD−R盤(1979.8.19LIVE)は一転翳りのあるシューマンが聞けます FKMというレーベル名になっています)。
ホロヴィッツの演奏は1965年のHistoric Returnの演奏ですから、そのテンションの高さからくるミスもありますが、その誰も真似しそうにない独特の演奏スタイルと音色はまた凄いものです。
それ以外のCDは
アムラン(ソナタ2番が、アルゲリッチと並んで名演)
小菅 優
ブレンデル(フィリップス2種 最初のヴァンガードのが見つからないや)
アルゲリッチ
アシュケナージ
バックハウス
アラウ
デムス
プレトニョフ
モイセイヴィッチ(廃盤?)
ぐらいあったんですが、
今最もお勧めは竹村 浄子さんの演奏するCDです。
- アーティスト: 竹村浄子,シューマン
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1999/06/09
- メディア: CD
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この幻想曲の演奏は聴いていて、最初にリヒテルを聞いたとき以来の感動です(アマゾンとかで見つからなくても本人のサイトに行けば購入可能みたいです)。
n'Guin HOMEPAGEでもおすすめCDになっています(「おすすめの曲」の幻想曲の追補)。
興味のある方はぜひ。