マーラー 輝かしい日々と断ち切られた未来』

マーラー 輝かしい日々と断ち切られた未来 著者:前島良雄 (叢書 20世紀の芸術と文学 )[単行本]

マーラー 輝かしい日々と断ち切られた未来 著者:前島良雄 (叢書 20世紀の芸術と文学 )[単行本]

 発売と同時に購入していたのに、時間がなくてツンドクでしたが、
最近は通勤時間に、読んでいます。降車する直前まで読み耽って乗り過ごしそうになったこともあります。
 最初にマーラー聞き始めたときに、LPのジャケットの裏の解説にあったのは、この本が否定している「作られた神話、あるいは俗説・通説」がいっぱいでした。確かに「大地の歌」や9番は決して明るい曲ではないので、その通説たちはマーラーに興味を持たせて深入りさせるには、なかなかなものでした。(きっかけとしてはあってもいい話かな (^.^))
 等身大のマーラーを知ることがその音楽を聴くことにどれほど影響を与えるかどうかはわかりませんが、今はとても楽しい読書の時間をすごしています。(iPodマーラーの3番当たりを聞きながら)

 あとは第6番の交響曲の2楽章と3楽章の問題は、まだ慣れていないからな、ジンマンのCDは2楽章アンダンテ 3楽章スケルツォだったけど、大好きだったテンシュテットレヴァインの6番はやっぱりそのまま、スケルツォ、アンダンテの順番で聴いてもいいよね。