ブラームス 1番

ブラームス交響曲第1番を何のはずみか聴いてしまった。
まず
ワルター &ウィーンフィル

ブラームス:交響曲第1&3番

ブラームス:交響曲第1&3番

の演奏を聴くとホッとしますね。



ブラ1を最初にまともに聞いたのは、コンサートホールソサエティ
ヨーゼフ・クリップス指揮ウィーン音楽祭管弦楽団
のものだったと思う。そんなに重い演奏ではなかったけど、それでも最初聞いたときは“バーンバーンバーン”となる音楽にブラームス交響曲って何?っていう感じでしたが、我慢して聞き続けてそのセンチメンルな部分に少し馴染めるようになって、どんどん好きになっていった。

カラヤンベルリンフィル

の1964年頃のブラームスの1番のCDを聴いていたら、何となく

カラヤンウィーンフィル
との古い演奏を聴いてみたくなって、そこから

シャルル・ミュンシュ パリ管弦楽団
フルトヴェングラー ベルリンフィル

ブラームス:交響曲第1番

ブラームス:交響曲第1番

 
と次々に4つの演奏を聴いてしまった。 

カラヤンウィーンフィルとの演奏はベルリンフィルのものに
比べると軽くて少し物足りなかった。
ミュンシュフルトヴェングラーのは少々今の私には重くて
少し聞くとお腹いっぱいってっ感じかな。


以前感動させていただいた

Brahms: The Symphonies / Haydn Variations / Violin Concerto / Double Concerto

Brahms: The Symphonies / Haydn Variations / Violin Concerto / Double Concerto

ブラームス:交響曲全集

ブラームス:交響曲全集

トスカニーニ&フィルハーモニアの演奏
(速いんだけど何となくあの気持ちのいいテンポ)やっぱり気持ち良いですね。



バーンスタインウィーンフィル
 のしなやかな演奏もいい。

そこで
レヴァインウィーンフィル

ブラームス:交響曲第1番

ブラームス:交響曲第1番

の演奏を聴いてみる。
なんでこんなにあっけらかんと鳴るんだろう。
ウィーンフィルが気持ち良さそうに演奏しているのは
わかるんですが、ブラームスのイメージ−あの抑えた
根暗(^_^;)な部分が飛んでしまっていて− 唖然。
マーラーの9番ではまだ感心して聞けるんですが、
ブラームスでこの鳴りっぷりはちょっと引いてしまう。

このあたりがラトルがどこかで、ブラームスの音楽は
エイドリアン・ボールト

4 Symphonies

4 Symphonies

たちの世代が自然に演奏できる
のに対し、もう現代の演奏家では自然にはできない
(その時代についての意識を持って知性の部分で補完
しないとできないというようなことを聴いた記憶がある)
との発言を思い出させる。